みなさん、LAMINAM(ラミナム)という名前を聞いたことはありますか?
ラミナムはイタリアのセラミックタイルブランドです。タイルの常識を覆す発想でタイルの可能性を広げているメーカーでもあり、現在の世界的タイルトレンドの最先端を席巻するリーディングカンパニーの1つでもあります。
今回は、そんな次世代のセラミックマテリアルを提供し続けるラミナム社についてご紹介いたします。
「大型」「薄型」タイルを生み出す源泉
ラミナム社のセラミックタイルの特徴として、1番に挙げられるのは「大型」「薄型」というキーワードです。
セラミックタイルとして、3000x1000ミリなどの大判サイズでありながら3ミリや5ミリという厚さを実現した商品を、皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか?
ただ、他メーカーでも類似の大判タイルは発売されており、「大型」「薄型」は決してラミナムだけの専売特許ではありません。
では、数ある会社の中で、ラミナムという企業やラミナムの商品が持つオリジナリティはどこにあるのでしょうか??
「経験よりもインスピレーションを、形式よりも美を優先する内から湧き上がる衝動に従います」
ラミナムの企業哲学には上記の文言が。ともすれば無難や既成概念に縛られがちなタイルの常識に、一石を投じる理念です。
ラミナム社はまさにこれを体現するかのような歴史があります。
今から20年以上前の2001年、イタリアで設立されたラミナム社は、3年の研究開発期間を経て、2004年に1000x3000ミリ・同時に3ミリ厚サイズのセラミックタイルの製品化を実現。
2012年には5ミリ厚セラミックタイルも製品化し、建物外部へも施工範囲を広げていきます。
パンデミックが起こるはるか前の2014年には、光触媒による空気浄化と殺菌・自浄機能が備わったブランド仕様「AMBIENCE」商品も販売を開始しました。これらの経歴は、常に創造と革新、そして飽くなきチャレンジによって成し遂げられたものでしょう。
現在では、インテリア建材であるキッチンや家具にまで使用されるまでとなり、カラーバリエーションは12シリーズ・109ラインナップまでに増加。大判・薄型セラミックタイルの使用範囲のアイデアは留まる事を知りません。
「タイル」を越えた更なる可能性を求めて
更にラミナム社は未来への視点を強く持っています。
「環境と持続可能性」の言葉で表現されるその視点は、これからラミナム社が創造するセラミックタイルに、更に期待を持たせてくれます。
ラミナム社曰く、「タイルを木と同じような存在にしたいと考えています。二酸化炭素を吸って綺麗な酸素を吐き出すような機能があればそれが実現します。タイルを貼れば貼るほど、木が増えていくのと同じようになるのが理想です。つまりタイルを貼ることで都市全体が森のように清廉な空気感につつまれる、その実現に向けて我々は動いています」。
この一見実現不可能に感じるコンセプト力こそが、ラミナムのオリジナリティと言えるのではないでしょうか?常識を超えた先にある、創造的価値の実現の時は思った以上に近いのかもしれません。
しあげギャラリーにて一部展示中
なお、しあげギャラリーには一部ラミナム現物展示を行っております。
サイズは2200x850ミリにカットしていますが、それでも十分に見ごたえのあるサイズ感です。
九州で現物のラミナムを見られるショールームは他にはなかなかありません。ぜひ、現物の迫力を体感しに、ショールームまでお越しください。